著者:
出版社:日経BP出版センター
定価:¥ 980
頁数:
発売日:2006-04-28
評価:3.5 / 5.0
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新聞やニュースなどで話題になっていた「ユダの福音書」。キリスト教世界とは縁遠い私ですが、かなり気になっていました。待ってましたと5月号を開いてみると、発見から修復、解読までのプロセスが、臨場感のあるタッチで書かれていて、久しぶりに読んでいてワクワクしました。聞きなれないような用語が出てきて、正直と惑うことも合ったけど、ちゃんと用語解説でフォローしてくれています。もう少し詳しく知りたいと思わせてくれる特集でした。
5月号でもう一つ面白かった特集は、「風景の旅人川瀬巴水」でした。昭和の広重と呼ばれている版画家とのことですが、読むまでは全く知りませんでした。ナショナルジオグラフィックとしては、少し異質なトピックかとも思うけど、未知との出会い、と言う意味ではこの雑誌らしいかもしれません。
キリストを裏切ったとされているユダ。裏切り者の代名詞であるが、そのユダの福音書が見つかった。それはパピルスに記されており、ぼろぼろに朽ち果てていたが、そこに書かれている内容は思いもよらないものであった。衝撃的なこのニュースがどういう影響を与えてゆくのか想像できないが、パピルスのクリアな写真が掲載され、この事件の経過がダイジェストで書かれている。ナシャナル・グラフィック社はこの復元プロジェクトに資金援助をしているらしく、この事件の全容を記した単行本も出版されているらしい。5月号は、この記事に、チャールズ皇太子のコーンウォール公領で進める有機農業と町づくりを追った「チャールズ英皇太子の挑戦」と独特の色彩と暖かな質感を持つ版画家、川瀬巴水の魅力を書いた「昭和の広重」が良かった。雑誌と言っても相当な質感である。
ユダの福音書特集が組まれていますがその内容は20ページほどです。今回の発見の触りを簡単に紹介しているだけで、詳しい内容は単行本の「ユダの福音書を追え」に振られています。ユダの福音書を詳しく知りたい方には、この特集だけでは物足りないかもしれません。
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